紙って高級感を演出したり、厳かさをイメージさせたり 文字を伝えるお手伝いをしたり、商品を保護したり、汚れを取ったり 様々な使い方があり、色があり、大きさがあり、厚さがあります
その中の「厚さ」 これを伝えるのは大変難しい・・・ 電話などで、言葉で伝えるのも大変ですが、文字で伝えるとなると語彙の少ない自分では限界を感じずにはいられません
もともと、我々のような紙商の者は、紙の厚さよりは、重さを基本と捉える節があります。 紙代の計算、運賃の計算などで、ついて回る「重さ」 同じ種類の紙ならば、枚数が同じなら、重くなるほど、紙の厚さも厚くなる それは簡単な図式なのですが、紙の種類が変わったら、そうはいかなくなる点が紙厚の伝える難しさと思います ふわっとした感じで作られた紙は軽くても、紙厚が厚くなったり 逆に、繊維を凝縮させて作られた紙は、重くても、薄かったりします イメージで言うと、マスクって軽いけど、厚さがありますよね。やわらかいし 逆にコピー用紙は重いですが、マスクほどの厚さはありませんし、固いです 書籍では、ページ数が少ないけれど、厚みを持たせるために軽いけど、嵩が張る紙を使いますし、辞書などはページが多いので、軽いし、厚みも薄いけど、透けにくい紙を使います。 同じ「軽い」紙でも働く場所で「厚さ」は選択しなければなりません 新聞、雑誌、衛生紙など、身近に感じる紙はほとんどが1㎜より薄い紙です 官製はがきでも、0.2㎜ほどの厚さです カラーで印刷されているパッケージの紙函でも、1㎜ないのがほとんどです 逆に厚い紙はコースターとか、新書のハードカバーの芯紙とか、ブランドの服などについている下げ札とかが身近だと思います 一般的な規格として扱っている、厚い紙は4㎜まであります もちろん、1枚ものの紙ではありません。薄い紙を何枚か貼り合わせて作られています ペラペラの賞状用紙より、多少厚みのある紙を使った方が賞状の意味の「重さ」を与える なんて働きもあります。同じ厚みでも、「硬さ」が違えば、厚みのとらえ方が変わります 結局のところ 「厚み」に関しましては、このように伝えにくいものですので お問合せいただくか、サンプル依頼をしていただければ、と考えております
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